さあ、本日14日土曜日18時からの公演を控える我々ペーさん's30s。
「悪童熱血クライシス」
昼の公演も多くのお客様のご来場ありがとうございました。
いよいよ残すところ三回ですが、
まだまだやります小永井コーキの役者紹介。
シバイシマイ・是常祐美
今回の公演でただ一人女性の役者。
ファーストコンタクトは、
シバイシマイ立ち上げ公演。
2007年の10月、
当時は5階が舞台だったカラビンカで行われた。
その時は彼女は演出で、
私は役者という関係だった。
リアルに忠実な演技を求める演出を付ける印象があった。
ちなみに、シバイシマイで演出をする時の芸名は、
篠巳槇(ささみまき)である。
役者としての是常祐美を知る事になるのは、
それから後のことである。
強烈なキャラクターを発揮させる、かのうとおっさんに導かれて、
舞台上で見事に客席の大爆笑を誘っていく。
舞台上での彼女しか知らなかったら、
恐らく面白い女優、いわゆる「コメディエンヌ」という印象しか持たないかも知れない。
しかし、
役者・是常祐美の根底にはあるのは演出・篠巳槇だと私は思っている。
一見笑いを誘う芝居であっても、
演者として出る時には必ず、
人間としてその行動を起こす理由について納得がいくまで、
演出と議論を重ねて、役を作っていく。
だからこそ、見る側は彼女の芝居にウソ・違和感を感じる事なく、
素直に共感を持つ事ができるのである。
悪童に満たされた舞台上で、
唯一輝く一輪の花。
是常祐美のリアルを、是非胸に刻んで頂きたい。